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ノミ・マダニの予防

あなたのペットのノミチェック

櫛や目の細かいブラシで全身の毛をすきます。
黒い小さな粒のような物があったら、湿らせたティッシュに集めます。
その黒い粒が溶けて赤茶色になったらそれがあなたのペットの血を吸ったノミの糞です。

ノミの被害

ノミはペットの血を吸い刺激を与え、またノミアレルギー性皮膚炎や条虫の媒介など、健康上重大な問題をひきおこすこともあります。

ノミアレルギー性皮膚炎　　　　　　　　　　　　　　　　　　条虫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ノミのライフサイクル

環境中に存在するノミ成虫の数はわずか5%。残りの95%が未成熟のノミ（卵、幼虫、さなぎ）と言われています。　 ノミの成虫は通常２週間から２ヶ月程度生きています。ただし条件が整えば１年近く生きることもあると言われています。吸血後３６〜４８時間で産卵。産み落とされた卵はペットの体から落ちて１〜７日で幼虫になります。 　　　 幼虫は周囲のゴミなどを食べ２度の脱皮を行った後さなぎになります。ジュウタンや畳の間に入り込んだ卵やさなぎは乾燥・低温・高温にも殺虫剤に対しても抵抗力があります。1週間から６ケ月以上も潜んでいたさなぎは振動や体温、二酸化炭素に反応して羽化します。

あなたのペットのマダニチェック

マダニは体表全面に寄生しますが、特に目の周り・耳・胸部・内股部・肛門周囲など、被毛の少ないところに寄生する傾向があります。血を吸ったマダニは黒く豆粒大に膨れます。いっぱい血を吸ったダニは吸血前の100倍以上の体重になります。

マダニの病害

マダニに吸血されると皮膚炎や貧血・感染症など様々な障害が引き起こされます。
また様々な病気を媒介し特にバベシア症は犬を死に至らしめる重篤な病気です。    

バベシア症：マダニによって媒介されるバベシア原虫が赤血球内に寄生することによって起こる溶血性貧血。特定の地域で集中して見られることが多い。２００２年８月現在、静岡県袋井市でバベシア症の確定診断をされた一例の報告がある。

マダニによる炎症性肉芽腫　　　　バベシア症に感染した犬の血液標本

マダニの吸血

マダニは家の中に住むダニと違い、かたい外皮に覆われ、からだが大きくたくさんの血を吸います。
マダニは草むらに潜み、犬や猫が通 った時に乗り移り、吸血を行います。

ノミ・マダニの予防薬

ノミの予防薬には毎月一回飲ませる物（プログラム）と首の後ろにたらす物（フロントライン）があります。
ダニも一緒に駆除するならフロントラインをお勧めします。その他、犬には首輪タイプ（ボルホカラー）もあります。

あなたのペットはどのタイプ？